たくさんの企業が瞑想やヨガを取り入れていることは、ここでいうまでもなくご存知かもしれません。
アメリカの大手、Google、など、そして大企業のトップ達も個人的に、瞑想を熱心に続けていたそうです。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズ、マイクロソフトのビルゲイツ・・・
他にも書ききれないほどの名だたる著名人が瞑想やヨガを取り入れています。
日本国内にも瞑想ルームを作る企業が出てきたり、朝のラジオ体操の時間をヨガや瞑想に変えて行う企業など、今でもやむことなく少しずつ浸透している昨今。
なぜ、その様に大企業が瞑想やヨガを取り入れるのか、という理由が、単なるブームというだけではない理由があるのでそこを今日は書いてみようと思います。
この記事を読むことによって、企業が瞑想を取り入れるその背景や理由だけでなく、これからの企業に求められていること、そして個人で行う場合でも瞑想やヨガにはどの様な効果があるのか、ということが分かる内容になっています。
企業が取り入れる瞑想のスタイル
まず企業が実際に瞑想やヨガを取り入れるスタイルについてです。企業によって様々ですが主に以下の様な方法で取り入れられています。
社員教育として取り入れる
特にアメリカでは社員向けプログラムの一環として、かなり重量視をしてマインドフルネスを社員向けの研修プログラムに取り入れています。
googleでは、インド出身のチーフ・エバンジェリストのゴーピ・カライルが作り上げた『ヨグラー』という社員向けプログラムが、世界各地のgoogleオフィスで人気だった様です。ゴーピ・カライルは『リセット Google流最高の自分を引き出す5つの方法』という本を書いた人でもあります。
一見、この先進的なテクノロジーを操る業種とは全く無縁とも思われるヨガや瞑想。
1万人を超えるグーグルスタッフが、ヨガや瞑想を同時に行うイベントも開かれていたようです。
個別プログラムとして取り入れる
必要とする人が、その必要な時間にいつでもオフィスで行えるように、瞑想ルームを儲けたり、またはマインドフルネスコーチや、ヨガや瞑想の講師と個別で取り組むスタイル。
今やオフィスだけではなく、ホテルや個人宅でも瞑想ルームの設置が相次いでいる様です。
場所も時間もタイトな社会の日本では取り入れやすいスタイルなのかもしれません。
またそれに伴い、瞑想ルーム、森林浴プロジェクターや音響やアロマなどへの参入に取り組む企業も出てきた様です。
2020〜2023あたりのコロナ禍の影響でのストレスや、不安を感じる人が急増したのも、それを加速させることとなりました。
朝や休憩時間などにルーティーンとして取り入れる
朝にはラジオ体操から始まる学校や会社は、以前から多かったですよね。
それと同じように朝礼の時間にマインドフルネスやヨガを取り入れている企業もあるようです。
大企業だけでなく、外部から講師やインストラクターを招いてヨガやマインドフルネスを行う中小企業も増えている様です。
瞑想やヨガの効果
この流れの背景、そして先進企業がこれからどこを目指しているのか、その内容を書く前に、では瞑想やヨガにはどういった効果があるのか。もうご存知の方も多いですし、たくさんそのことについては情報が世の中にもあるし、これを話すと長くなるのでまた改めて記事を書くとして、ここでは簡単に記述しておこうと思います。
- ストレスの軽減
- 感情の抑制
- 集中力のアップ
- 発想力や創造力の向上
- 脳の機能を高めることが医学的にも証明
などなど、キリがないほど効果があります。
これから企業に何が求められているのか
これから益々AIの発達、テクノロジーの発展が凄まじい今日、この先進のテクノロジーを担う大手企業達が、なぜ、その手を止めて瞑想やヨガにとりくむのか。
上述したゴーピ・カライル氏の著書のタイトル「リセット」という文字からもわかるように、
情報の絶えないこの忙しい頭の中を一旦、リセットして情報をストップさせる必要があるわけです。
そうすると、脳内の機能がよりスムーズになり、創造性が発揮されるだけでなく、ストレスや感情面からも解放され、職場環境の改善にも繋がります。
そうこれからの企業に求められていることは、一も二にもに創造性。
これから、今まで人類が到達したことのない未知の領域にまで、文明が発展してゆきます。
どういったことが起こりうるのか、どういった新たな発想が必要になるのか、誰にも予測できない領域までいくでしょう。
少し話が変わりますが、シンギュラリティーについて、議論している知名人も見かけます。
ここからは全くの私の見解なので、スルーしてもらっても構いませんが、みんなが好きで大ヒットした映画には必ず、困難を幾多も乗り越える最も勇敢で優秀なヒーローがいます。そして、ほとんどと言って良いほどそのヒーローは、叡智に満ちたさらに上をいく先人に、知恵をもらい最後のパワーアップを果たすのです。
例えばスターウォーズのヨーダの様に、風の谷のナウシカのユパの様に・・・
私は、これからの人類に求められていることは、叡智に目を向けること。叡智に満ちた感覚を思い出して行くことだと思っています。
またその時間を、今まではそんな余裕もなかった時間を、AIの発展によりありがたく頂くのです。
叡智に目を向ける、その手段を瞑想やヨガに求めている流れでもあると思います。
叡智に目を向けるとは、遠い空の向こうに目を向ける事のようでいて、実は自分の心の内側に全ての答えがある。
そういった偉大な力を使うために、そのメリットをわかっている先進大手のトップたちは、時間をそこに投資するのです。
私は、シンギュラリティは今は議論するべきじゃないと思っていますが、もしその時がくるとしたら、それは私たちが生み出されたこの自然、宇宙、その偉大な力を私たち人類が越えた時だと思います。
そしてそんなことは今までもこれからも不可能だと思います。
一体となることはできても、そこを超えることはできないのです。
忙しく次元の低いところから、ひと段落、人類のステージアップがこれからは必要となりまたすでに始まった様な気がします。
ここまでお読み頂いてありがとうございました。