ハーバード大 ウェルビーイングについての研究結果を発表! 明らかになった、精神と肉体の真の健康とは

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well being

アメリカ、ハーバード大学の研究班による

85年にもわたる

長い研究結果が発表されています。

研究内容は『成人発達研究』。

前例にない、長期にわたる調査とその結果とは。

ハーバード大学による大規模調査

UnsplashCampaign Creatorsが撮影した写真

対象者は2600名

大規模な研究の対象者は、

ハーバード大学の卒業生を含む

富裕層、貧困層

大人から子供まで

総勢2600名。

3世代にも渡る長期に渡る大調査

研究は1938年からおこなわれた。

10年ごとの対面によるヒアリングでは、幸福度などを調査

健康状況については5年ごとにデータを集め

さらに2年ごとには生活状況などを調査する質問用紙による回答を収集した。

さらに、本人のみならず、

配偶者や子供、3世代にも及ぶ調査となった。

ウェルビーイングの真実ともなる調査

ウェルビーイングという

抽象度の高い分野で

いかにそれが具現的に

具体的に結果を出したか。

ウェルビーイングとは

人間の幸福をいかに豊に保つか・・・

肉体的、精神的な幸福、

社会での充実度、

良好な人間関係、

それを含めて表された概念、言葉となります。

対照的な回答をした55歳のジョンとレオ 2人の人生の違いとは?

UnsplashVladislav Babienkoが撮影した写真

ある2人の男性が55歳になった時、このような質問がありました。

『人生は喜びより苦しみの方が多いか?』

という問いかけに対し、

ジョンは「はい」

レオは「いいえ」

と答えました。

2人は、同じハーバード大の卒業生。

ジョンの人生

人生は喜びより苦しみの方が多い、と答えた

ジョンの人生は

愛を感じれない結婚生活のまま終わりました。

彼はハーバード大学を卒業すると、志高くシカゴ大学院を首席で卒業。 

弁護士、コンサルタント業を営み、

出世を第一に考え、成功して

高い報酬を得る、エリートとなりました。

ですが、最初の結婚に失敗し、子供たちとも会っていない状態。

調査の回答書には、「人と繋がれず悲しい」と回答。

晩年、再婚をはたしますが、結婚生活に愛を

感じることのないまま、この世をさりました。

レオの人生

一方、レオの人生は

ジャーナリストになることを目指していました、

母親が病に倒れ、

助けるために故郷に帰り、

高校教師となりました。

その後、熱烈な恋愛をし、結婚。

4人の娘を授かりました。

教師として生き、年収は人並みですが

彼は、妻と4人の子と共に、

幸せな一生を過ごしました。

55歳の頃の質問『人生は喜びより苦しみの方が多いか?』の答えに対して、

彼は「いいえ」と答えています。

ハーバード大の出した研究結果

Unsplashmicheile hendersonが撮影した写真

長期に渡る人生の幸福、

ウェルビーイングにかかる、

大規模調査により、ハーバード大学の研究班が出した答え。

幸福についての大きな二つの要素、

パートナーや周りとの人間関係、

他者と共に過ごす

『時間』と『質』

これが最も重要である、という結果を発表しました。

そういう答えを調査により、

明らかにしました。

4月に来日したロバート・ウォールディンガー教授

『グッド・ライフ』という著書により、

この研究結果をまとめた、

ハーバード大学、ロバート・ウォールディンがー教授。

4月には、来日し各メディアへの取材に応じました。

彼は、大学におけるこの研究チームの大規模調査を担当しました。

彼は精神医学が専門。

良い人間関係がもたらす、真の健康

彼は、良い人間関係がもたらすのは、

心の幸福、

だけではないといいます。

心疾患、糖尿病、関節炎の発症などが

良い人間関係を構築している場合は

抑制されること。

一方、孤独な時間を多く過ごすのは

1年間の死亡率を3割弱も高めること。

そんな結果をまとめています。

幸せな老後を過ごすためのヒントは?

また中年世代は、

これからの老後を幸せに

健康に生きるためには、

「仕事による成功を追い求めるだけでなく、家族などとの良好な人間関係など、

色々なことに、興味関心を持つことが大事だ」

と助言しています。

現役時代からの人間関係がいかに重要か。

その良し悪しによって分かれる幸福度や

肉体の健康。

ぜひ、参考にしてもらえればと思います♪

UnsplashNaassom Azevedoが撮影した写真

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