私は、これまでセラピストとして、
多くの方のお悩みに触れてきました。
その時に、とても素敵な方なのに、
ご自身で持ってらっしゃるセルフイメージがあまり良くなくて
もったいないなぁ、と感じる事がありました。
前の記事でも書いた様に、セルフイメージは人生に大きく影響をしてゆきます。
(セルフイメージとは詳しく書いた記事は→こちら)
セルフイメージは、幼少期の体験に基づいて出来上がっているものが多くあります・・・
そして、そのセルフイメージは人生に大きく左右する。
今回は、セルフイメージが高いとはどういう状態なのか、
そして、セルフイメージを本当に高める近道を、
説明してみたいと思います。
自分のセルフイメージとそれが人生に大きく影響している事を知り、
意図的に変えることを実践すれば、
大人になってからでもセルフイメージは大きく書き換える事ができます。
そのためにも、
セルフイメージが”本当に”高い状態はどういう状態なのかを知っていただければなぁと思います。
目次
セルフイメージが ”本当に” 高いとはどういうことか?
セルフイメージとは、自己認識のこと。
セルフイメージが高いとか低いといった、
言葉を使って表現される事が多いですが、
では、セルフイメージが高いとはどういうことでしょうか?
よく、一般的に言われるセルフイメージは、
自分ではない、他の人と比べて、優秀なのか、劣っているのか、
あのようになりたいけど、なれないと思っているから、
セルフイメージが”低い”とか、
私は、この分野ではいつも優秀な結果が出せるから、セルフイメージが”高い”。
そういったことで、確認をしようとします。
それも、わかりやすい指標の一つかもしれません。
セルフイメージが出来上がりやすい幼少期は、
他者との比較で、自分自身のイメージを作り上げてゆく事が多いからです。
自己肯定感とセルフイメージの違い
セルフイメージと自己肯定感は
とてもよく似ていますし、同じ意味にも使われたりします。
厳密にいうと、セルフイメージと自己肯定感は違います。
セルフイメージは自身に持っているイメージのこと。
自己肯定感とは、
自分自身が、できるできないを含めて
肯定しているかどうかということ。
ですので、セルフイメージは低くとも、そんな自分を愛することのできる 人は自己肯定感が高いということになります。
自己肯定感が高い方は、
自分自身をありのままの姿で受け入れ、肯定をすることができている方。
それを自己受容とも言います。
人との優劣で計ったセルフイメージは、簡単に壊れてしまいますが、
自分自身を丸々、全部認めてあげることで、
そう言った自分が好き、とか素晴らしいと感じている事が、自己肯定感が高い状態にあると思います。
また、自己肯定感が高いと、
自ずと、現実に現れる結果が良い方に変わって来るため、
結果、セルフイメージが低い状態ではいられないと
私は思います。
できる自分も、できない自分も ”◯”まる
私自身の本当の姿が ”◯”まる
そういう自己受容ができている方からは、何か特別な才能がある方ではなくても
明るく素敵なエネルギーが、 漂っている様な気がします。
そう言った状態を作ることが
本当にセルフイメージを高める方法です。
自己肯定感が高い人の特徴
しっかりと自己受容ができ
自己肯定感の高い方の特徴は
人それぞれにも様々だと思うのですが、
共通している事を
書いてみたいと思います。
自分の事を好きでいられる
本当に自己受容ができ自己肯定感の高い方は、
自分の良い面、悪い面全部を含めて、
自分自身を認めているので、
変なストレスをご自身に与えていません。
ですので、いつも肩の力が抜けている状態。
基本的に、できる自分もできない自分も大好きと
思える方だと思います。
一方自己肯定感が低いと、基本的に自分自身の事が
あまり好きではなく、それゆえに自分自身に厳しくしてしまいがちです。
また、何かうまくいっている時は自分の事が好きで、上手くいってない時は嫌い、
といった一過性の感情で自分を見てしまいます。
人に対して優しくできる
自己受容がしっかりでき、自己肯定感が高い人は、
人に対しても、好意的な態度で接する事ができる様になります。
自分自信の事も、良い面だけじゃなく悪い面も認め受け入れる事ができるので
他人に対しても、それが容易にできます。
他人にも自分自身にも、必要以上にジャッジしたり批判的な感情を持つことが
少なくなります。
一方、自己受容ができていない自己肯定感が低い状態だと、
自分の中にも許せない部分があるので、
人のことも認める事ができにくくなります。
何かに挑戦する事ができる
自分の事が本当に好きだと思えると、
失敗しても、成功しても
その結果は、二の次と考えるので
自分が、本当にやりたいことに挑戦する事ができます。
失敗するかもしれないし、しないかもしれない。
もし失敗したら、そういう自分も受け入れる事が
できるので、失敗を過度に恐れていません。
しっかりと自己受容ができ自己肯定感の高い方は、
失敗を恐れすぎていないため、挑戦することができる方が多いのも特徴です。
自己肯定感が低いと、”自分自身のできないこと”の方に目が行きやすいので
できなかった時の自分を恐れ、
そもそも挑戦すること自体に恐怖を感じてしまいます。
人の評価を気にしすぎない
自分の事を好きでいられると、自分自身の丸ごと受け入れているので、
例え、他人から評価される事があっても、
それを全てだと受け止めない、
気にしすぎないでいる事ができます。
自己肯定感が低いと、何か他人から批判されたら『やっぱり自分はダメなんだ」
という意識にエネルギーを多く注ぐので、
それを真実かの様に受け入れ、
また自分自身を否定する負のループに入ってしまいます。
人の評価を人一倍気にしてしまいます。
最大限の能力を発揮する事ができる
自己肯定感が高いと、
心の中に、必要以上の否定的なブロックが少ないので
何かをするときも、心や頭のエネルギーを無駄なところに使いません。
それによって、その時の自分の精一杯の能力を発揮する事ができるのです。
できてもできなくても、
自分自身を肯定する事ができるので、
気持ちが軽い状態で物事に取り組む分
能力を最大限に発揮することの方にエネルギーを注ぎます。
一方、自己肯定感の低い人は、物事の本質とは違う
できないかも、やれないかも、
できなかったら人からなんて言われるだろう、
ということに意識が向いているため、
うまく実力を発揮することができません。
人生がよりよくなるため、セルフイメージが高くなる
しっかりと自己受容ができ自己肯定感が高いと、
上記で述べた様な特徴(自分の事が好きでいられる→人に対して優しくできる→何かに挑戦する事ができる→人の評価を気にしすぎない→最大限の能力を発揮する事ができる)
を持っているため、人生がよりよくなってゆきます。
そのため、現実的にもうまく行くことが自然と多くなるため(本人はうまくいかなくても自分を認めることができるのですが)
自ずと、セルフイメージが高くなって行くのです。
まとめ
セルフイメージ=自分自身に対するイメージ
自己肯定感=セルフイメージが高かろうが低かろうが自分自身を肯定する感覚
自己受容=ありのままの自分を受け入れること
つまり、自己受容が完全にできると、自ずと自己肯定感が高まります。
そうすると、人生の結果は自ずと良い方に変わってゆきます。
それがまたセルフイメージを本当に高めてくれることになります。
大切なのは自己受容
だということになります。
自己受容さえできていれば、セルフイメージは低くいる事ができない状態になると思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。