今回はヨガをおこなっている人、
これからヨガを学ぶ人、
ヨガに少しでも興味がある人に、
読んでもらいたいブログです♪
ヨガの本来の目的を知って、
ヨガとご自身の魅力をより高めてもらえたらなぁと思います。
ヨガの種類や呼吸の特徴などに触れつつ・・・
以前のyogaの語源『yuj』の説明をしたブログと同様
このブログを読むことによって、ヨガとは何か、
一言で説明してもらえる様な内容になっています。
※yujを説明したブログはこちら
目次
あなたの思うヨガとはなんですか?
今現在あなたの思う、ヨガとはなんですか?
なんのためにヨガをおこなっていらっしゃいますか、
なんのためにこれから始めようと思ってらっしゃいますか?
- 健康のため
- ダイエットのため
- 心身のリフレッシュのため
- 心を落ち着けたい
- 心と体を整えたい
etc・・・
色々な答えがあるかもしれません。
どれも正解です!
実際にヨガには、たくさんの心身への効果があります。
それに、どんな目的であれ、
ご自身がそう感じて練習をしていかれたら、
きっとそのような効果をもたらすと私は思います。
私も、ヨガの国際ライセンスを勉強し始めたすぐに、
先生と教科書の『ヨガとはなんですか?』という
問いかけに、「心と体を整えるもの」
と書きました。
私は長年マッサージをする側で、その体の疲労や心の疲労を抱えたお客様の
お悩みを取りたいし、お客様にヨガを教えたい。
私自身も体を整えたいという思いがあり、
その勉強を深めることにしたので、
それ以外思い当たりませんでした。
でもどの答えも正解ではあるものの、
もう一つの大きな目的がヨガにはある
ということを勉強を通して知りました。
月の綺麗な木の下でヨガを、
インド帰りの友人に習って初めておこなったその日、
言葉にならないその感覚を、それを身にしみて実感していたものの、
言葉にすることができない、ヨガの本当の大きな効果を、大きな目的を
勉強を通して言葉で表すことができ、
よりヨガへの学びを深めるきっかけになりました。
その思いを少しでもシェアできたらと思います。
それで、ヨガとは何か?
答えは最後に書いてます♪
無数にあるヨガの流派
ヨガには無数の流派が存在します。
- ラージャヨーガ(古典ヨーガ 瞑想ヨーガ)、
- バクティヨーガ(お祈りやマントラなどのヨーガ)、
- カルマヨーガ(日常生活を修行の場とするヨーガ)、
- ニャーナヨーガ(知識、哲学のヨーガ)
- ハタヨーガ(動きを伴うヨーガ) etc・・・
そしてハタヨーガを元にする、
近代ヨガと言われる体を動かすヨーガの中にも
さらにまたたくさんの種類が存在します。
みなさんはどのヨガを現在おこなってらっしゃいますか?
もしくはどのヨガに興味を持たれていますか?
- ハタヨガ
- アイアンガーヨガ
- アシュタンガヨガ
- シヴァナーンダヨガ
- ヴィンヤサヨガ etc・・・
そしてその中にもまたものすごい数のポーズが存在します。
その数8400万ポーズとも言われています。
でもそれだけのポーズがあると思うと、
なぜか、なんだか、ワクワクしちゃいます。
そしてそれぞれの流派によって、やり方もポイントなども変わってきます。
精神的なもの、
ダイエットや美容のためのもの、
スピリチュアルなもの、
トレーニング要素の強いもの、
音やマントラを使って行うもの、
etc・・・
(流派などのたくさんの種類については、また詳しく改めていつかブログに書いて見たいと思います♪)
本当にたくさんの種類のヨガがある中、
流派もやり方も無数にある中で、
ヨガの本当の目的としている共通点は
一つです。
たくさんの枝葉に分かれた
まるで別々のもののように見えるものも
大きな幹から見たら、
同じ一つのもの、
同じヨガの目的を目指しています。
なぜヨガは呼吸を大事にするのか?
ヨガの呼吸は基本的に鼻呼吸
ヨガの呼吸は基本的には鼻呼吸で行います。
鼻呼吸で得られるメリットは、
- 口呼吸よりたくさんの酸素を取り込むことができる
- 鼻にはウィルスを寄せ付けないフィルターの役目がある
- 鼻は加湿器の役割をしてくれる(口呼吸は乾燥を招く)
- 気の流れ、自律神経と関係している
ヨガの呼吸法によっては口での呼吸を行うものもありますし、
鼻がつまっている場合は口呼吸でおこないますが、
ポーズ中に行う呼吸は、基本的には鼻でおこないます。
上へ上へと伸びる動きの時は吸う息、
下へ下がったり、ストレッチを深めたりする時は吐く息、
というように、動きと呼吸はセット。
そしてポーズよりも呼吸に重点が置かれています。
呼吸を大事にすることから得られること
呼吸は成人では、
1日に2万回〜3万回おこなっていると言われています。
そのほとんどが無意識におこなっている呼吸だと思います。
ヨガではその当たり前におこなっている呼吸に
ポーズよりも重点を置き、
意識を向けてゆきます。
呼吸を大事にすることで得られる効果がたくさんあります。
- 交感神経や副交感神経のオンオフができる
- 大量の酸素を取り込むことができる
- 心のリラックス
- 代謝アップ
- 血流アップ
- リンパの流れが良くなる
- 脳機能をコントロールする
- 気の流れがよくなる
- ストレス軽減
etc・・・
このような心身へのたくさんの効果があります。
では、これがヨガの目的でしょうか?
なんと、ヨガではそのたくさんの効果は嬉しい副産物にしかすぎません・・・
もっと、目的としている最終ゴールがあるのです。
効果を求めて何かを行うのは悪いことではありません。
でもそのような効果を追い求めることばかりに
意識が向いた練習の時間は、
結果的にラジャスが増え、
本当のヨガの目的から少しづつ離れてしまいます。
呼吸を観察すること
呼吸は今の状態のバロメーターともなります。
ポーズを深める際も、呼吸が心地よくできるところでホールドします。
3〜5回の呼吸ホールド(本当の理想は3分〜5分の心地よい呼吸でホールド)。
もし、呼吸が止まってしまっているとしたら、
どこかが無理をしている証拠です。
ポーズを伴わない、例えばシャバアーサナや、瞑想のみのクラスにおいても
呼吸を観察することや、呼吸を大事にすることは、
ほとんどの場合でほぼ同じではないかと思います。
さまざまな呼吸法
ヨガのポーズの時は完全呼吸法(腹式呼吸、胸式呼吸、鎖骨呼吸を組み合わせたもの)を行うことが多く。
運動量の多いヨガでは胸式が強くなり、
リラックス系のヨガでは腹式を主におこないます。
特に夜に行うヨガは副交感神経を高める必要があるため、
腹式呼吸でゆっくりと行うことで、睡眠の質も良くなります。
腹式呼吸には体幹を安定させつつ筋肉を使い姿勢も良くなると言われています。
胸式呼吸は外肋間筋を刺激し、肩こりの解消にも繋がります。
ヨガにはそのやり方、目的に応じて様々な呼吸法が存在します。
- 自然呼吸
- 腹式呼吸
- 胸式呼吸
- 完全呼吸
- カパーラバティ(クリヤー、浄化法)
- ウジャーイ呼吸
- ナーディショウダナ(片鼻呼吸)
- ブラフマリ
- シータリー
ヨガは現代の中では、ポーズを取ることがヨガだと思っている方の方が、
もしかしたら多いのかもしれません。
私もちゃんと学ぶまではそうでした。
ヨガとは瞑想から始まった修行法で、
呼吸法もその瞑想に深く結びついています。
ポーズとしてのヨガ、
ハタヨーガと大成したのは、
ヨガが紀元前2500年ごろから生まれてから、
3000年も経ったあとのことです。
発生当時のヨガとは、
魂と結びつく意識の感覚に戻るための
瞑想のことだったのです。
ヨガの語源『yuj』のたった3文字が、
そのことを表しています。
ヨガの学び方で大事なこと
例えば動くヨガを練習する中で大事な手順は、
- 何を目的として行うか
- ポーズごとの大切なこと、正確な身体の使い方を学ぶ(怪我をしないため、効果を半減させないため)
- 同じポーズを反復練習する
- 身体の変化に気づくことができる様になる
- 自分の体を知ることができる
- 内側の変化に気づく様になる
- 自分自身を知ることでヨガを深めることができる。
最終ゴールは「自分自身を知ること」
仏教の座禅のポイントでも、『調身(姿勢を整える)、調息(呼吸を整える)、調心(精神統一)』
という言葉があります。目指すところ、「調心」のために、姿勢を整え(調身)、呼吸を整える(調息)・・・
運動としてのヨガであっても
瞑想のクラスであっても、
最も大事にしていることは最終的には同じです。
大事なことは、『意識』です。
意識をどこに向けるか。
今の状態に意識を向けることができる様になること、
自分の変化に気づく、
そして意識が、外側の流された状態ではなく、
意識の手綱を自分自身が握り、
そのコントロールした意識を向ける先は、
本当の自分を知ること、
本当の自分と深く繋がった状態。
最終結論: ヨガとは?!
つまりヨガとは、
自分自身を知ること。
自分自身を知って、
本当の自分と繋がり、
真実を知り、
真の自由に辿りつく事。
ヨガ=真の自由へとたどり着く道
真の幸せへとたどり着くために、自分自身を磨く道。
体を動かすヨガも、瞑想だけのヨガも、歌やマントラのヨガも
流派も、やり方も、教えも様々な種類があれど、
全てが同じ、その”自由”を目指している。
その境地に、私自身も含め、たくさんの方達を誘導して行ける様に、
日々精進して参ります。
まとめ
ヨガは紀元前2500年ごろに、修行法の流れから生まれたとされています。
そこから長い時間をかけ、
たくさんの流派に分かれ、
思想も、やり方も、練習方法も、
数えきれないほどの組み合わせで、
現在、様々な国の、たくさんの人たちに親しまれているヨガ。
そのどれもが目指している方向は、
ヨガの最終目的は、
本当の自分自身を知ること(本当の自分自身と繋がること)、
真の自由へ辿りつくことです。
その旅路を今日も楽しみましょう♪
ここまでお読みいただきありがとうございました。