日本人が 100円で失ったもの?

一年ほど前、父がポロっと言った一言が

今私が知りたかったこととリンクして、

はっ!

としたことがありました。

みんなお金がないと何もできなくなってしまった

父はそう言ったのです。

父は、陰謀論など全く興味があるタイプじゃありませんし、ただ親戚とのたわいもない会話を、私が横で聞いていた時のことでした。

私は、その頃”バリの兄貴”丸尾孝俊さん”のyoutubeが大好きで、気になって見ていました。

先日、TOLAND vlogさんとのコラボ動画で、戦後の日本と今の日本の仕組みがどうなっているのか、良〜く聞いていれば裏でどういう意図で、どう仕組みが変わったかがピン!とわかる様な内容をお話しされていました。

お金がないと何もできなくなった、と言うことはお金さえあればなんでもできる様になったと言うことでもあります。

お金さえあれば、というマインドは自然にできていったものでしょうか?

いいえ、違います。

そう言うマインドになってもらうことで、利益を得ている大きな”仕組み”(ここでは仕組みということにします)があったのです。

そしていつの間にか、そう言う意識の社会に日本が変わっていったのです。

多才だったはずの日本人

私の父は戦中に生まれました。

なので、戦後はまだ赤ん坊だったのですが、昔の暮らしをよく覚えています。

話を聞くと、本当に今とは違う別世界です。

父の実家は農家で一軒家、土間、お風呂の場所、電気のこと、お金を使うタイミング。

話を聞いていると、少しずつ変化して言った日本の暮らしを感じ取れます。

今でもなんでも工夫して、物を作ろうとします。家庭菜園に使う道具なんかも、自作していつの間にか出来上がっていたりします。

父がいつのまにか作っちゃった車庫のアスファルト部分

物がなかった時代を考えれば、今の豊さはものすごくありがたいです。

箸でも、桶でも、まな板でも、なんでも作れた日本人

これは祖父が作ってくれたまな板

先日 エコビレッジビルダーの山納銀之助さんという方のお話しを聞いて、

考えさせられたのが、

彼がタイに言った時のお話し。

素晴らしい洗面器の様な桶があって、それで現地の人が水浴びをしていたとのこと。

こんな桶どうやって作るんだろう、すごいなタイの人!

と思って聞いてみたら、

「こんな物、どこにでもあるよ」というから、「タイはすげぇ〜な、やっぱり!」と言ったら、

「何言ってんだよ、日本人に習ったんだよ!」と言われたとのこと。

残っていた残留日本兵が、全部こういう技術を教えてくれたそうです。

確かに!

もう亡くなった、私の祖父は、なんでも作っていました。父母は飲食店だったので、まな板や菜箸や、しゃもじも、木から手作りで作って持ってきてくれていました。

祖父が作ったまな板は、今も大事にしています。

100円で失った技術

じいちゃんが作ってくれていたものは、

今は、お財布からお金を出せば、全て手に入るものばかりです。

しかも、手作りするよりも安くて綺麗に整ったもの。

今はそんなものを作る時間があったら、”お金を稼いだ方が早い” ということでしょうか。

山納銀之助さんが、「100匀とかで、全部手に入るからこういう技術が全部日本人から消えていっている。」

とおっしゃっていました。

確かに。痛い話。

でも100匀ありがたい(^_^*)汗

昔、うちにあった大きな大きな木の桶も、ものすごく重宝してくれていました。

そして、木でできているので、程よく水分を吸ってくれたり保ってくれたり、

たわしでごしごし洗っても、何のこともありませんでした。

多分あれをプラスチックで作ろうとしたら、きっとすぐに割れてしまっていたでしょう。

山納銀之助さんのお話しで

もう一つ考えさせられた事があって、

今の家は、30年と持たないうちに修繕しないと住めなくなると・・・

その家のためにみんな35年ローンとかを組む。

ちょっと考えて欲しい。

ローンを払い終わる前にまた修繕代がかかる事。

今の家は、壁、塗料、ほとんどが石油製品でできているとのこと。

接着剤だけで計算しても、ドラム缶1本分の石油が使われているのだそうです。

昔の家の漆喰などの壁は、水分を調整してくれてカビなども生えなかったそう。

今の壁紙は特にエアコンを使う事が多い部屋はカビの温床らしいです。

だから、子供も大人もアレルギーに注意が必要だそう。

古代の人は、建物立てるのもちょっと近所の玄人の人を呼べばみんなでできた。

ということは、何かあった時は、自分たちで修繕もできたという事です。

しかも、そこらへんにある山や畑からある自然の材料を使って。

今はどうでしょう。建てるのも修繕するのも、相当なお金が必要です。しかも、石油製品でできた材料を使って。

でも、またそれを選ぶのもよし。

それはありがたい技術や文明の発展。

とも捉える事ができます。

今、何を選ぶか

本当に豊な日々に感謝しつつ

でも、無知によって流されてそこに行き着くのではなく、それを

意図して何を選ぶか決めたいと、勉強して思いました。

今、山納銀之助さんが、エコビレッジビルダーを増やそうと活動されている様です。

私が、疑問に思っていたこと全部、スッと納得できる様な活動をされているので、よかったら検索で出てくるので、ご存知ない方は調べてみてくださいね。

今日はちょっとヘビーな話をしてしまいました。

多くの日本人が目覚めますように。

関連記事

PAGE TOP